引きこもりだった私を180度方向転換させた母のパワーワードどいうのがあるんですね。
それは、母が口癖のように、私に言ってくれていたのですが、それは
「そのままで、いいよ」
「そのままが、素敵じゃない」
「そのままのお前が大好きだよ」
です。
私は、最初、その言葉に、ものすごく反発しました。
そうですよね。
自分は、そう思っていないんだから。
私は、自分のことを
「こんなんじゃだめだ」
「こんな自分には価値がない」
「こんな自分は、生きてる意味がない」
と思っているのですから、母のパワーワードは、真っ向からこれらを、否定しているわけです。
しかし、この当時の私の思っていたことって、いわゆる、一般人の社会的価値観であって、それは、いわゆる、この日本の、今現代の、サラリーマン的価値観に照らし合わせて、引きこもりの自分は、価値がないということですよね。
それに比べて、母のパワーワード、「そのままが、素敵だよ」は、その、現代的価値観にとらわれない、どのような世の中でも、通用する、まさに、親の愛に基づく、愛の価値観ですよね。
不登校、引きこもりを持つ親御さんが、そのお子さんを心配して、自分の命まで削って炊いたよまだ悪くなるのは、そのお子さんへの、愛ゆえにですよね。
愛するが故に、子どもの将来、行動に一喜一憂して、具合が悪くなってしまう。
しかし、その、子どもを、現代的価値観に合わせず、どのような世の中であってもマッチする価値観
「どんなあなたでも、素晴らしい、愛している」
を、徹底したら、自分も楽になるし、子どもも、無理なプレッシャーなく、行動していけるのではないでしょうか。
私の場合は、その母のパワーワードを、言われ続けることによって、価値観が変化して、「あれ、こんな自分でも、素晴らしいのかな?」と、思うようになり、次第に、家族との会話も増えて、ラーメン屋にいったり、焼肉屋に行ったり、バイトしたり、行動するエネルギーが湧いてきました。
そこまでには、行かなくても、信頼関係ができれば、家にだけいたのが、デイケアや、職業訓練の作業所に、通えるようになったり、グループホームで、暮らすことができるようになったり(障害認定が必要だったりしますが)、福祉サービスをうけて(これも、障害認定が必要)、一人暮らしもできるようになったり、色々できるエネルギーが心、魂にたまってきます。
心の世界、なかなか、うまくいかないと思います。
しかし、現代の勝ち負け、サラリーマン時代の価値観ではなく、勝ち負けを超えた、どの世の中でも、通用する価値観
「そのままでも、素晴らしいよ」
という、パワーワードを、言い続ける。
これは、とても、いいと思いますね。
- 価格: 1430 円
- 楽天で詳細を見る
- 価格: 1650 円
- 楽天で詳細を見る