私は、元引きこもりでしたが、やはり、親亡き後のお金の焦りが、ものすごくありましたね。
25年以上の引きこもりで、親が死んだらどうするの?
と、たとえば引きこもり中に聞かれていたら、「俺も死ぬから!!」と、反発していたと思います。
なぜなら、1番、自分がわかっていて焦っている確信をつかれるのですから、反発しますよね。
しかし、そういわれても、引きこもりの人は、ますます殻に閉じこもり、引きこもりから、抜け出せないと思います。
ただ、私は、今なら、親と話し合って、こんな結論をだしますかね。
「国民年金を、かけておいてもらって、足りない老後の資産を、とりあえず計算して、国民年金基金で、上乗せしていてもらえないか?」と。
おかしな、引きこもり脱出学校に、何百万もはらって、挙げ句の果てに、子供を殺されるよりは(そういう悪徳学校多いです)、とりあえず自分たちで、引きこもりの子供の、老後資産を用意してあげるほうが良いと思います。
これの良いところは、貯金などで、大金を残すわけでなく、国民年金と、国民年金基金で、一定額が、期間ごとに支払われるから、資金管理能力のない子供でも、お金を使い切ってしまうというところがない点ですね。
それに、国民年金基金は、終身年金なので、子供が、亡くなるまで支払われるという点が素晴らしいです。
そんなふうに、老後の生活の心配がない、つまり、足元を固めた上で、ではどうするか?を、考えると、その引きこもりの子供も、「死ぬまでお金の心配しなくていいんだ、、、」と、安心感がうまれて、親子の間で、良いアイデアが生まれてくる可能性が、高くなると思います。
私は、親がそのような事は考えなかったので、死ぬまで働ける自営業を選びましたが、私が、たとえば、今も引きこもりであれば、国民年金+国民年金基金で、老後安泰であれば、なら少し、アルバイトするか、、、なんて、ゆっくり考えられたでしょうね。
こんなふうに、お金の心配がないというのは大きな事です。
年金受け取れる年になっても引きこもりでも、なくなるまで安泰で生きていける。
私は、引きこもりには、引きこもりの生き方があり、世の中の価値観を押し付けるのは、その人の寿命を短くしてしまうとおもうのですね。
世の価値観に、子供を合わせようとするのは、親が、心配だからというのは、わかります。
愛してるから心配なんですよね。
でも、子供の幸せを考えたら、その子供らしい道を用意するのも愛ではないでしょうか。
引きこもりも、生き方の多様性の一つ。
だからこそ、引きこもりの子供が、ひとまずホッとする人生を用意してあげてもいいかもしれないと思います。
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