お金の心理カウンセラー若月富晴の元引きこもりの投資チャレンジブログ

私、元引きこもり、お金の心理カウンセラー若月富晴が、ごくたまに投資にチャレンジしたり、引きこもりの関連日記を書くブログです。

「ゴリラ握力」の正体は“執念”ではなく“友情”だった――ひきこもりから投資歴22年で辿り着いた、心を壊さない長期投資の極意

〜ひきこもりから投資歴22年、絶望の淵で気づいた「一生売らない」ための心の作法〜

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はじめに:なぜ「ゴリラ握力」でいられないのか?

 

新NISAの普及とともに、SNSや投資コミュニティで頻繁に目にするようになった言葉があります。

 

それが

 

「ゴリラ握力」

 

です。

 

一度購入した株式やインデックスファンドを、ゴリラのような圧倒的な握力で決して離さず、何十年と保有し続ける――。

 

理論上、世界の経済成長に身を任せるこの「長期投資」こそが、個人投資家が富を築くための最短ルートであることは、多くの研究やデータが証明しています。

 

しかし、現実はどうでしょうか。

 

「ゴリラ握力でいくぞ!」と意気込んで投資を始めた人のうち、実際に10年、20年と持ち続けられる人は、100人中わずか3〜4人程度だと言われています。

 

なぜ、私たちは売ってしまうのか?

 

なぜ、あんなに固く誓ったはずの「長期保有」ができないのか?

 

そこには、人間特有の

 

「欲望」と「恐怖」

 

という、抗いがたい感情の嵐が吹き荒れているからです。

 

私は2004年から株式投資を始め、リーマンショックという地獄を味わい、ひきこもりという絶望の中で「命」を削って投資を続けてきました。

 

その20年以上の歳月を経てようやく辿り着いた、本当の意味での「握力」の正体についてお話ししたいと思います。

 

第1章:人生逆転をかけた「執念」の始まり

 

私の投資人生は2004年、不登校からひきこもりになり、人生に絶望していた中で幕を開けました。

 

「このままではいけない。でも、外に出るのが怖い」

 

そんな私にとって、パソコン一台で世界中の企業に投資できる株式市場は、唯一の希望の光に見えたのです。

 

「株式投資で億万長者になれば、人生を逆転できる。自分を馬鹿にした世界を見返せる!」

 

当時の私は、そんな「執念」にも似た強い思いを抱いていました。

 

しかし、投資をするための元手がありません。

 

私は意を決し、命懸けでアルバイトに応募しました。

 

最初に向かったのは、小さな町工場。

 

しかし、ひきこもり生活で繊細になりすぎた私の神経は、現場の荒々しい空気に耐えきれず、すぐにやめてしまいました。

 

次に挑戦したコンビニの深夜バイトは、昼夜逆転生活によって心身のバランスを崩し、わずか3ヶ月で挫折。

 

親に連れられて精神科へ通い、薬を処方される日々。

 

それでも私は諦めませんでした。

 

スーパーの裏方など、悲鳴を上げる心と体にムチを打ちながら、さまざまなアルバイトを転々としました。

 

その時稼いだお金は、単なる「1万円」ではありませんでした。

 

私の

 

「削り取った命の時間」

 

そのものだったのです。

 

第2章:リーマンショックという絶望と、崩壊した握力

 

ようやく貯めた「血の滲むような種銭」を手に、私は投資の神様ウォーレン・バフェットが提唱する「バリュー株投資」を始めました。バフェットは言います。

 

「株を買ったら永久保有だ」と。

 

私もそのつもりでした。

 

しかし、いざ自分の大切なお金が市場にさらされると、心は激しく揺れ動きました。

 

少し株価が上がれば「利益が消える前に」と利益確定し、少し下がれば「これ以上失いたくない」と恐怖に駆られて売却する。

 

売却した瞬間に得られる「一時的な平安」を求めて、私は握力など微塵もない売買を繰り返していました。

 

そして、2008年。

 

リーマンショックが襲いかかります。

 

保有していたバリュー株の株価は、見るも無残に急落していきました。

 

バフェットはその大暴落の最中に「買っていた」といいますが、当時の私にはそんな強さは微塵もありませんでした。

 

「このままでは、あの苦しい思いをして稼いだバイト代がすべて消えてしまう」

 

恐怖に耐えきれず、私はすべての株を投げ売りしてしまいました。

 

すべてを失い、投資市場から一時的に引退せざるを得なくなった時、残ったのは深い自己嫌悪でした。

 

第3章:名著との出会いと「投資の聖杯」の発見

 

一度は市場を離れた私ですが、どうしても諦めきれませんでした。

 

その後、FX、先物、オプション取引と、あらゆる手法に手を出しては紆余曲折を繰り返しました。

 

しかし、その迷走の中で、私は数々の投資の名著に出会います。

 

• 『敗者のゲーム』(チャールズ・エリス)

 

• 『ウォール街のランダム・ウォーカー』(バートン・マルキール)

 

• 『投資苑』(アレキサンダー・エルダー)

 

• 『株式投資の未来』(ジェレミー・シーゲル)

 

これらの本が私に教えてくれたのは、チャートの読み方でも、決算書の分析術でもありませんでした。

 

「投資に必要なのは、手法ではなく、心(メンタル)と信念である」

 

という真理です。

 

投資市場は「市場参加者の心理の集合体」です。

 

勝つために必要なのは、他人よりも賢いことではなく、他人よりも「自分自身の感情」をコントロールできること。

 

私は、投資技術を磨くのではなく、「心を整える」ことの大切さを学びました。

 

第4章:執念から「友情」へ――進化した長期投資の形

 

現在、私は一人暮らしをしながら、障がい年金と自営業のカウンセラーとしての収入、そして株式の配当金を糧に生活しています。

 

かつての私は、株式市場を「戦場」だと思い、自分を否定する世界への「復讐の道具」として投資をしていました。

 

だからこそ、少しの変動で心が折れ、握力が保てなかったのです。

 

しかし今は違います。

 

今の私にとって、株式市場は

 

「人生を伴走してくれる最高の友達」

 

です。

 

現在はインデックスETFの積立を軸にしつつ、日々の楽しみとして株主優待株を保有しています。

 

「暴落が来ても、この企業は優待品を送ってくれるだろう」

 

「世界経済が成長する限り、このインデックスはいつか回復するだろう」

 

そんな風に、市場を信頼し、適度な距離感を保てるようになりました。

 

もはや「ゴリラ握力」で必死に握りしめる必要すらありません。

 

意識せずとも、信念として長期保有ができる状態になったのです。

 

テレビやネットの煽りニュースからは距離を置き、のんびりと配当金や優待を楽しみにして生きる。

 

この

 

「心の余裕」

 

こそが、結果として最強の握力を生むのだと確信しています。

 

結びに:100人中3人の成功者になるために

 

もし今、あなたが

 

「暴落が怖くて売ってしまいそう」

 

「隣の芝生が青く見えて、今の投資方針に自信が持てない」

 

と悩んでいるなら、自分を責めないでください。

 

それは、人間として当たり前の感情です。

 

大切なのは、無理に「鉄の意志」を持とうとすることではありません。

 

「自分にとって無理のない投資対象を選ぶこと」

 

そして

 

「投資を人生の主役ではなく、良き脇役(友達)にすること」

 

です。

 

1. 生活防衛資金を確保し、心の安全地帯を作る。

 

2. 自分のリスク許容度を超えた投資はしない。

 

3. 「何のために投資をしているのか」という目的(信念)を忘れない。

 

この3つが揃った時、あなたの握力は自然と強固なものになります。

 

日本の、そして世界の経済成長の果実を、数十年後に笑って受け取れる人が一人でも増えることを、私は心から願っています。

 

かつて絶望の中にいた私が、投資のおかげで今、平穏な日々を送れているように。

 

あなた様の豊かな幸せを、心から願っております。

 

【免責事項】

本記事は、筆者個人の経験談や投資哲学を共有することを目的としており、特定の銘柄の売買を推奨したり、将来の運用成果を保証したりするものではありません。

 

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