お金の心理カウンセラー若月富晴の元引きこもりの投資チャレンジブログ

私、元引きこもり、お金の心理カウンセラー若月富晴が、ごくたまに投資にチャレンジしたり、引きこもりの関連日記を書くブログです。

【実録】株で爆死し、ボサボサの髭で引きこもっていた私が「ヒゲダン」を「髭男爵」だと勘違いして救われた話

〜「先生」ではなく「若月」として。弱さを武器に変える、20年目の自己受容ストーリー〜

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プロローグ:人生というチャートが「強制ロスカット」された日

 

人生には、二度と浮上できないと思えるほどの「底」があります。

 

私にとってのそれは、2004年頃から始まった、株式投資での長く苦しい混迷期でした。

 

当時は今のような穏やかな投資スタイルなど知る由もありません。

 

わずかな軍資金を握りしめ、一攫千金を夢見て「きったはった」のデイトレードに没頭していました。

 

パソコン画面に広がる真っ赤な含み損の数字。それはまるで、私の人生というチャートが二度と右肩上がりにならないことを告げる宣告のようでした。

 

資産を削り、同時に生きる気力も削ってしまった私は、そのまま社会から「損切り」されるように、四畳半の部屋へと引きこもりました。

 

鏡を見ることも、外の空気を吸うことも忘れ、ただ伸び放題の「ボサボサの髭」を蓄えたまま、暗闇の中で息をするだけの毎日。

 

2004年から約10年間。

 

私の人生は、まさに「塩漬け」の状態でした。

 

第一章:10年の暗闇と、見つけた「居場所」

 

引きこもり生活から這い上がるのは、容易なことではありません。

 

「働かなければ」「社会に戻らなければ」と焦れば焦るほど、足元がぬかるみにはまっていくような感覚。

 

そんな私を救ってくれたのは、学歴や権威を振りかざす専門家ではありませんでした。

 

私を救ったのは、ひきこもり支援のNPO法人が運営する「居場所」で出会った、同じ痛みを知る仲間たちでした。

 

彼らとの出会いによって、私は少しずつ社会との接点を取り戻しました。

 

10年に及ぶ投資の苦い経験も、引きこもりの孤独も、すべてを糧にするべくカウンセラーとしての道を歩み始めました。

 

しかし、立ち直ったからといって、過去が消えるわけではありません。

 

キャリア10年を越えた2019年のある日、私は一人の「元・当事者」として、今も通い続けているその「居場所」で、ある衝撃的な事件に遭遇します。

 

第二章:運命の聞き間違い。「ヒゲダン」が繋いだルネッサンス

 

2019年、居場所の仲間の一人が楽しそうに切り出しました。

 

「ねえ、最近の『ヒゲダン』、本当に良いよね。心に染みるわ」

 

思考が一瞬、フリーズしました。私の脳内には、かつて引きこもり部屋でぼんやり眺めていた2008年頃のテレビの記憶が鮮明に蘇りました。

 

私は、少し誇らしげに、知ったかぶりをして返したのです。

 

「あぁ、髭男爵ね!わかるよ。あの人たち、意外と歌上手いし、あの貴族の格好も今見ると深いよね」

 

……次の瞬間、場に流れたのは「静寂」でした。

 

そして一呼吸おいて、建物が揺れるほどの爆笑が巻き起こりました。

 

「若月、違うよ!ヒゲダンっていうのは、Official髭男dismのことだよ!」

 

「若月、髭男爵ルネッサンスでしょ!今は令和だよ!」

 

「先生」なんて呼ぶ者は一人もいない、この場所。

 

呼び捨てや愛称の「若月」で呼び合える仲間たちからの容赦ないツッコミ。

 

顔から火が出るほど恥ずかしい。

 

でも、それ以上に、心の奥底がポカポカと温かくなるのを感じていました。

 

第三章:隙を見せられる「若月」という生き方

 

この「ヒゲダン=髭男爵」という壮大な勘違い。

 

普通なら恥じるべき「無知」かもしれません。

 

しかし、この時みんなで大笑いした経験は、私に大切なことを再確認させてくれました。

 

それは

 

「私は、自分の隙(弱さや無知)をさらけ出せる場所を持っている」

 

ということです。

 

引きこもっていた当時の私は、誰にも助けを求められずにいました。

 

でも、居場所で出会った仲間たちは、私のボロボロの髭も、株での失敗も、時代遅れな部分も、すべてを笑い飛ばして受け入れてくれたのです。

 

世の中には、学歴や理論だけで武装した「冷たいカウンセラー」もいます。

 

相談者を「症例」としてしか見ないような、血の通っていない言葉。

 

しかし、私は違います。

 

私は、暗闇の中で10年もの間、髭を伸ばし続けた男です。

 

私は、20年前から投資に狂い、絶望した男です。

 

そして、今も冬季うつや精神障がいという「後遺症」を抱えながら生きる男です。

 

この辛い血の通った「ぬくもり」の記憶があるからこそ、私は相談者の方に対して、知識ではなく「体温」を持って接することができるのだと確信しています。

 

第四章:投資の変遷と、地に足のついた生活

 

2004年からの10年間は損失を出すばかりでしたが、そこからゆっくりと、私の投資スタイルは変わっていきました。

 

今の私は、かつてのような「きったはった」のデイトレードは一切していません。

 

その代わりに楽しんでいるのが、インデックスETFの長期積立と、応援したい企業の優待株投資です。

 

派手なリターンはありません。

 

しかし、毎月コツコツと積み上がる分配金や、時折届く株主優待のお米を炊く時、私はかつてないほどの充足感を感じます。

 

それは単なる金銭的な利益ではなく、「未来を信じ、時間を味方につけられるようになった自分」への報酬のような気がするからです。

 

一人暮らしの静かな部屋で、自分のペースで生活する。

 

冬季うつで体が重い日は、無理をせず休む。

 

そんな自分を許せるようになったのは、あの居場所があったからです。

 

終章:今、暗闇の中にいるあなたへ

 

もし、この記事を読んでいるあなたが「私も若月のように、弱さを曝け出せる仲間や居場所がほしい」と思ったら。

 

勇気を出して、一歩だけ外に繋がってみてください。

 

例えば、私の場合は

 

「ひきこもりを支援するNPO法人の居場所」

 

でした。

 

そこには、ただそこにいることを許してくれるぬくもりがありました。

 

ただし、一つだけ強く伝えたいことがあります。

 

強引に連れ出そうとする

 

「引き出し屋」

 

のような業者だけは、絶対に選ばないでください!

 

あなたの心は、誰かに無理やりこじ開けられるものではありません。

 

あなた自身のペースで、ゆっくりと、ぬくもりのある場所を探してほしいのです。

 

最後になりますが、かつての私のように絶望しているあなたへ、この言葉を贈ります。

 

「辛くても、悲しくても、苦しくても、どうか生き抜いてください。

必ずあなたの弱さを丸ごと支えてくれる仲間が、どこかにいるから。」

 

ヒゲダンの名曲『Pretender』を聴くたびに、私はあの日、居場所で「若月!」と笑い飛ばされた瞬間を思い出します。

 

「グッバイ 君の運命の人は僕じゃない」

 

あの時、私を絶望に追いやった銘柄は、確かに私の運命の人ではありませんでした。

 

でも、その手痛い別れがあったからこそ、私は「居場所」という最高の宝物に出会い、今の自分に再投資することができました。

 

あなたの人生というチャートも、いつか必ず、穏やかなルネッサンスを迎える日が来ます。

 

その日まで、私はここで、あなたの物語を待っています。

 

「私たちの人生に、ルネッサンス!!」

 

免責事項

 

1. 投資に関するご注意

本ブログにおける株式投資に関する記述は、あくまで筆者(若月)の個人的な体験談や見解を共有するものであり、特定の銘柄の売買を推奨したり、将来の利益を保証したりするものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資決定は、必ずご自身の判断と責任で行ってください。

 

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