【実録】ひきこもりの僕が株式投資で1000万円失って気づいた、本当の自立への道

はじめに:ひきこもりの暗闇に差し込んだ「一筋の光」
ひきこもりという、出口の見えないトンネル。
毎日が暗く、辛く、未来に絶望している方は少なくありません。
私自身、かつてはそのただ中にいました。
そんな私を救ったのは、ある親戚のおじさんとの出会いでした。
彼から教わった「株式投資」という世界。
それは、社会と隔絶されていた私にとって、「これなら自分でも現状を変えられるかもしれない」と思わせてくれる、まさに一筋の光だったのです。
この記事では、私が株式投資にのめり込み、1000万円近い資産を失いながらも、なぜ最終的にひきこもりを脱出し、カウンセラーとして自立できたのか。
その泥臭い軌跡をお話しします。
1. 命懸けの「元本作り」が、期せずしてリハビリになった
「投資を始めるには、お金が必要だ」
そう決意した私は、勇気を振り絞って外に出ました。
まずは親戚が経営する町工場でのアルバイト。
ひきこもっていた人間が働くということは、一般の方が想像する以上に過酷です。
毎日が真剣勝負であり、命懸けでした。
苦手な対人関係に震えながらも、手にした給料を株式市場と勉強代に回す。
その繰り返しです。
当時は気づきませんでしたが、この
「投資の元本を稼ぐ」という明確な目的
があったからこそ、私は辛い労働に耐えることができました。
仕事が辛くて辞めても、投資への希望があったからこそ、夜勤のコンビニ、スーパーの裏方、別の工場と、必死で職を転々としながら働き続けることができたのです。
この「必死の労働」こそが、私の心身にとって最高の「自立リハビリ」になっていました。
2. デイトレードの罠:1000万円を失った20代
2004年当時、メディアでは「デイトレード」がブームでした。
テレビや雑誌には、画面を眺めるだけで億万長者になり、キラキラした生活を送るトレーダーたちが溢れていました。
「彼らのようになりたい。そうすれば、ひきこもりの自分でも一発逆転できる」
そう信じた私は、工場の休日にデイトレードに没頭しました。
しかし、相場は甘くありません。
必死で働いて稼いだ資金は、砂が指の間からこぼれ落ちるように、どんどん溶けていきました。
結果として、20代から30代にかけて失った金額は、累計で1000万円近くにのぼります。
3. 挫折、そして福祉と家族のサポートによる「本当の自立」へ
資金を失い、心身ともに限界を迎えていた頃、通院していた精神科の医師やカウンセラーから、ある提案を受けました。
「そんな無理な生活はやめて、障害年金を受けながらB型作業所に通ってみないか」と。
最初は葛藤もありました。
しかし、それを受け入れたことで、私の人生は「一人での戦い」から「チームでの歩み」へと変わりました。
• 福祉のサポート(相談支援事業所)
• 医療とカウンセリング
• 家族の理解
これらの支えがあり、私は10年以上前から一人暮らしを始めることになりました。
最初の2年間は仕送りがありましたが、その後は打ち切るという約束。
私は障害基礎年金とB型作業所、そして公的機関が紹介してくれた内職を必死にこなし、生活を守り抜きました。
かつて「投資のために」と職を転々としていた時期に培った「働く力」が、この時に私を支えてくれたのです。
4. 株式投資から学んだ「何が幸いするか分からない」という真理
現在、私はカウンセラーとして10年目のキャリアを歩んでいます。
20代の頃から自分のために通い続けていたカウンセリング学校の先生方の勧めがあり、気づけば人を支える側に立っていました。
株式投資で大金を失ったことは、一般的には「失敗」かもしれません。
しかし、もしあの時、株式投資という夢中になれるものがなかったら、私は外に働きに出る勇気すら持てず、今も暗い部屋の中にいたでしょう。
「一筋の希望の光をぎゅっと握って、諦めなかったこと」
それが、私の人生を救ってくれたのです。
5. 現在の投資スタイル:のんびりと楽しむ「個人投資家」として
今も私は株式投資を続けています。しかし、昔のような「きったはった」のギャンブル的な手法ではありません。
• 配当金や分配金を生活費の一部にする
• 株主優待を日々の楽しみにする
そんな、個人投資家に最も向いた、穏やかな投資を楽しんでいます。
かつての焦りは消え、投資は私の生活を豊かに彩るパートナーとなりました。
結論:ひきこもりのただ中にいるあなたへ
もし、あなたが今、ひきこもりの苦しみの中にいるのなら、何か一つでも「夢中になれるもの」を探してみてください。
それはイラストでも、ゲームでも、ブログでも、あるいは私のように株式投資でもいい。
「これをやっている間は、苦しみを忘れられる」
「これがあれば、外と繋がれるかもしれない」
そんな小さなワクワクが、あなたを救う一歩になります。
たとえその過程で失敗したとしても、必死に取り組んだ経験は、決して無駄にはなりません。
形を変えて、必ずあなたの自立を助ける力になります。
最後になりますが、私はあなたの豊かな幸せを心から願っています。
【著者紹介】
カウンセラー若月富晴
ひきこもり経験を経て、現在はカウンセラー、ファイナンシャルプランナーとして活動中。
自身の経験に基づき、生きづらさを抱える方々に寄り添う支援を行っている。
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