今は株式市場の長い上昇相場だと思います。
よほどのことがなければ、多くの方が資産を築くことができる!
そのような相場だとも思います。
しかし、そのような良い相場でだけ資産を築いた経験しかない投資家には、致命的な弱さがあります。
例えば、短期売買の例で言うと、世界大恐慌が起こる前のアメリカ市場の大きなバブル時代。
その時代は、短期売買では、ブレイクアウト投資法と言って、高値を更新した銘柄を購入して、より、高値で売り抜ければ誰でも資産は築けていくことができたのです。
そして、どんどん、どんどんブレイクアウト手法を使って資産を築き上げ、100万ドル以上の資産を築き上げた人はたくさんいたでしょう。
しかし、そういった人たちが、いざ世界大恐慌に突入した時、どうなったでしょうか?
一旦、高値をブレイクアウトしてもすぐに下落していくのですから損切りばかりです。
次々と損失を出して破産していったのではないでしょうか?
2004年から2006年にかけてのデイトレブームの上昇相場でブレイクアウト投資法で何億円単位の資産を築いたデイトレーダーはたくさんいます。
しかし、いざ、ライブドアショックが起こり、その上昇相場が終わったとき、どうなったのか?
これは、研究結果として出ているのですが、その後のライブドアショック後の株式市場で、ブレイクアウト投資法を使ったデイトレードを行っていったとしたら、短期間のうちに資産をなくしていったと言う研究結果が出ています。
ここまで短期投資についてお伝えしてきましたが、長期投資においても同じだと思います。
株式市場は超長期的には、概ね上昇相場だとは思いますが、今のような長い上昇相場がいつまでも続いていくとは限りません。
やはり概ね上昇相場とは言っても、年間十数%以上という高い利回りを叩き出す上昇相場がいつまでも続くわけではなく、利回りが年間平均数%に回帰するために、いつかは大きな下落相場もやってきます。
その時、その長い上昇相場しか味わったことのない人たちは、その長い下落相場で耐えきれず、持ち株を売却したりする可能性は大いに高いでしょう。
そして、そういった投資経験の浅い、メンタルの弱い人たちが、株式を投げ売りしきったその時が下落相場の底で、そしてそこからまた、大きな上昇相場が始まっていくのです。
ですから、どんなときも短期投資であれば上昇、もみ合い、下落相場、どんな相場が来ても対応できるように、知識、テクニック、強いメンタルを身に付ける。
長期投資家であれば、いつまでも上昇相場が続くわけではなく、いつか利回りが平均に回帰するために、下落相場もやってくるのだと、やがてくる下落相場に備えて、メンタルを整え強くしていくことが重要だと思います。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
心から感謝いたします。
あなた様の、豊かな幸せ、心から願っております。
なお、投資においては、このブログをお読みになって、あなた様が投資をした結果、何があっても、当方は責任をとれませんので、最終判断は、自己責任で、よろしくお願い致します。
カウンセラー若月@まん丸幸太郎(若月富晴)